覚えておきたい葬儀の常識

葬儀で挨拶を行うひとつとして、「弔辞」と言う物が有ります。意味合いとしては故人に対して別れを捧げる為の言葉になります。弔辞の他には「弔詞」と言う事もある様です。


よくテレビで芸能人の葬儀の際に、仲がよかった他の芸能人の方が故人の遺影に向かって語り掛ける様に話している姿が映る事が有ります。故人に対して最後の手紙を読む。それを遺族の方にも参列者の方にも聞いてもらう。それが弔辞と思っても良いのではないでしょうか。


弔辞を頼まれると大変だとは思いますが、話す時には分かりやすい言葉、聞き取りやすい言葉ではっきりと発音する様に言葉を選ぶ様にしましょう。


弔辞の内容については、個人に対するお悔やみの言葉を入れたり、思い出話やそのエピソードを語ったり、個人に対しての感謝の気持ちや、今現在の心境等が盛り込まれていると良いでしょう。また、故人の冥福を祈る意味合いでの言葉で締めくくると更にいいかもしれません。もちろん忌み言葉は使わない様に再三注意しましょう。


次に「弔電」についてですが、葬儀に参列出来ない場合（遠方の為や重要な用事の為）、弔意を示すと言う意味で送る電報の事を指しています。訃報の知らせを受けて、参列出来ないと判断した場合には、すぐ弔電を出す様にすると良いでしょう。出すタイミングとしては告別式の前、遅くても3時間前には届く様にすると良いでしょう。


故人との関わり方によると思いますが、親しくしていた方の訃報であるならば、弔電だけでなく、日を改めて弔問をすると良いでしょう。